自分に風をとおす時間。
広島県大竹市、対岸に宮島をのぞむ海辺の一角に、 美術館、 ヴィラ、 レストランが一体となった施設が来春オープンします。設計は世界の注目を浴びる建築家 坂 茂(ばん しげる)。その発想や造形に驚きながら、 多様な絵画や工芸品を観て歩き、自然に触れ、地元の幸を味わう。心の中に風がとおるような “海へ抜けるアートの庭”へ、みなさまをご案内します。
アートの中でアートを観る。
雛人形の愛らしさに目を細め、アール・ヌーヴォーのガラス工芸に目を見張る。マティスやシャガール、 東山魁夷といった近代絵画を鑑賞し、屋上から瀬戸内の多島美を眺める。坂 茂が瀬戸内海に浮かぶ島々から着想した可動展示室や、エミール・ガレが愛した植物にちなんだ庭園など、観るもの触れることすべてが訪れる人の感性を揺らします。
海辺の建築作品に泊まる。
見たこともない空間や、想像を超える景色、知らなかった建築の魅力など。いくつもの驚きが訪れる人を待っています。坂 茂が手がけた、別荘のような10 棟のヴィラ。海や空とひとつづきになった場所で、風とおしのよい時間をお過ごしください。お食事は、地元の幸を生かしたフランス料理をご用意。敷地内の美術館や庭園の散策も楽しめるアート・オーベルジュです。